かっては、庶民にとっては高値の花であった自動車も、今では、1家に自家用車1台なんてのは、もはや当たり前で、交通の不便な田舎などに行くと、1人で1台なんてのも珍しくない。


しかし、この自家用車は、結構、維持費がかかるのです。重量税、消費税、そして、最初は3年、そして、2年ごとに車検費用などなど、その他バカにならないのが保険料です。


その内、自賠責保険はいやでも入らなければなりませんが、これだけでは、被害者に対する賠償金額が不足する場合が多いため、任意保険にも入らなければなりません。


余りにもお金が掛かるので、交通の発達した都市部では若者の自動車離れがすすみ、どうしても必要な人は、カーシェアを選択する時代を迎えております。


そして、保険の中でも自賠責保険については強制的に加入させられることもあって、無関心で、意外と知らない人が多いのです。


「自賠責保険」は、全ての自動車(車、バイク)と原動機付自転車を運転する場合は、絶対に加入しなければならない強制保険なのです。これは、「自動車損害賠償保障法」という法律で決められており、もし、未加入の場合は厳しい罰則があります。



自賠責保険で支払われる保険金(賠償金)の最高限度額は、1事故1名につき、死亡の場合で3000万円、傷害は120万円、そして後遺障害が残った場合は、障害の程度に応じて75万円〜4000万円と決まっております。


ただし、被害者にも重大な過失があった場合には、減額されますが、いずれにしても、1億、2億といった賠償金を支払うことが多い今日では、とても足りません。



なお、この金額は、被害者1人ごとなので、1回の事故で複数の被害者が出た場合でも、1人1人に規定の金額が支払われることになります。


自賠責保険で補償される条件は、自動車の運行によって、他人を死亡させたり、怪我をさせてしまった場合となります。これには、ドアの開け閉めなど、自動車を走らせていない時の事故も含まれます。


このように、補償の範囲は、ケガや死亡させてしまった人身事故だけで、あくまでも、他人(運転者とその自動車の以外の人)に対する対人賠償に限られております。


このため、自分自身のケガや自動車の修理代、あるいは、壊してしまった物に対する修理代は補償されません。
このため、自分自身のケガや車の修理代などは、任意保険の、「対物賠償保険」や「車両保険」に、また、不足する補償金額を賄うためには「対人賠償保険」加入しておくしかないのです。



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2016/01/18(月) 11:01 保険 PERMALINK COM(0)

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