ネットワークカメラは、「IPカメラ」とも呼ばれており、LANやインターネットなどのIPネットワークを介して、映像と音声データを通信することができます。
IPネットワークに接続して使うことによって、遠隔モニターや操作、その他のIP機器との連動するなど、システムに柔軟性があるのが特徴です。
また、従来のアナログカメラに比べて拡張性や利便性が高く、ハイビジョンを超える超高画質も実現されているため、使用用途が広くなっております。
このため、現在では、防犯だけでなくマーケティング分析や製造業などの品質・工程管理など幅広い分野で使われています。
基本構造は、レンズ、イメージセンサー、映像エンジン(回路)、圧縮出力回路、出入力端子、ボディなどです。
レンズは、固定焦点レンズ、可変焦点(バリフォーカル)レンズやズームレンズまたは、魚眼レンズなどが使われます。
イメージセンサーは、CMOSという電子デバイスが使われており、レンズからの映像を電気信号に変換します。
解像度は用途によっては、ハイビジョンと言われている1.3Mピクセルから、「4K」と言われている超高画質の12Mピクセルぐらいまでが使われております。
映像エンジンは、イメージセンサーから出力された映像のアナログ電気信号をデジタル信号に変換するLSI回路で、その過程で輝度調整、コントラスト調整、HDR処理、色補正やノイズ除去などの画質調整が処理されます。
圧縮出力回路は、用途に合わせて最適化された映像デジタル信号をJPEGやH.264などのデジタルファイルに圧縮・変換し、IPネットワークに合わせた信号で出力するLSI回路で、マイク内蔵のカメラでは音声信号も出力します。
デジカメ購入時の質感・感覚チェックポイント