■「腸内フローラ」の状態はヒトそれぞれ異なる
人間それぞれ顔や手相が異なるように、「腸内フローラ」もヒトそれぞれです。
善玉・悪玉・日和見菌の比率は、健康な状態であればならば、ある程度一定で、しかも、悪玉菌よりも善玉菌が優勢の状態が保たれています。これを「菌叢バランス」と呼びます。
■善玉菌と悪玉菌の陣取り合戦
棲み心地のよい腸内環境の下では、善玉菌と悪玉菌がいつも激しい生存競争を繰り広げております。
全体の数は定まっているため、一方が増殖すればもう一方が抑えられるというように、腸内では、腸内細菌同士が常に陣取り合戦をしている状態です。
なんらかの原因で、「菌叢バランス」が崩れて悪玉菌が優勢になると、腸内環境が悪化し体調が崩れてしまいます。
■ ヒトと腸内細菌はギブ&テイクの共生関係
ヒトは腸内細菌に対して食と住を与えています。これに対して、腸内細菌は様々な代謝物を作り出しています。
一般に、善玉菌は炭水化物などの糖を吸収して、乳酸・酪酸などの有機酸を作り出します。
これによって、腸内を酸性にして悪玉菌の増殖を抑制します。
また、外敵菌の侵入を抑えたり、悪玉菌の作り出す腐敗物質を分解して腸の蠕動(ぜんどう)運動を盛んにしたり、あるいは、ビタミンB群など様々な物質を作り出すなど、ヒトの健康維持に貢献してくれます。
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