超音波式の加湿器は、水に超音波を当てることで微粒子にし、それをファンで送りだす方式です。これは、霧吹きのようなイメージと言えます。



この加湿器の特徴は、加湿装置がコンパクトにできることから、いわゆるデザイン家電などで採用されています。特に、デザインにこだわる方にお勧めです。



利点としては、消費電力が少ない、小型でデザインがきれいなものが多いことが挙げられますが、欠点としては、タンク内の水を衛生的に保たないと、吹きだす蒸気に雑菌が混ざりやすい上に、水分中のカルキも空中に放出されるので、乾燥したときタンク内に白いものが残ることもあります。なお、最近は除菌機構を搭載し清潔性に配慮されている機種も増えてきております。



この他にも、超音波×ヒーターのハイブリッド式の加湿器もあります。これは、超音波式をベースにし、ヒーターを搭載したハイブリッドタイプで、乾燥時はヒーターで加湿パワーを高め、湿度が安定すると超音波のみに切り替わることにより、超音波の弱点をカバーするものです。



「おもしろ家電」
2016/07/14(木) 10:36 家電 PERMALINK COM(0)