コラーゲンは人体を構成するタンパク質の約30%を占めており、細胞同士をつないで組織を強化したり、弾力性を与えたりする働きがあります。
しかし、コラーゲンの合成量は加齢とともに急激に落ちていくのです。年とともに体が老化していくのは当たり前のことなのですが、コラーゲンの量はなんと、40代からガタ落ちになってしまうそうです。
コラーゲン合成のピークは18歳前後で、25歳を過ぎると合成能力はかなり落ち、その後しばらくはコラーゲンの総量は多いものの、合成能力が落ちている為に、古いコラーゲンの比率が高い状態が続き、組織の柔軟性や保水力が低下していきます。
そして40代に入る頃になると、コラーゲンの総量は、なんとピーク時の半分ほどになってしまいます。
コラーゲンの合成量が減ると、当然のことながら皮膚は老化しますし、血管の老化も招きます。これに加え、臓器までもが老化してしまいます。
このように、コラーゲンは全ての臓器の支持組織としても、重要な役割を果たしてくれているのです。
また、骨の老化との関係も見過ごせません。骨と言えば、まず思い出すのがカルシウムですが、実は、骨はコラーゲン繊維にカルシウムが付着して成り立っているものなのです。
ですから、コラーゲンの合成量が減ってしまうと、それだけコラーゲン繊維の密度が粗くなり、カルシウムとの結合性が低下して、スカスカの骨になってしまうのです。
コラーゲンの材料はアミノ酸ですが、体内合成の際には鉄・亜鉛・ビタミンCも欠かせません。食事のバランスを大切にして、コラーゲンの不足を食い止めていくことが大切なのです。
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